トラクターのオーバーヒートの原因は?日常点検で防ぐ方法

メンテナンス

トラクターがオーバーヒートを起こすと作業の中断やエンジンへの深刻なダメージにつながるため、日常的な点検と予防が非常に重要です。

オーバーヒートの主な原因には冷却水の不足や劣化、ラジエーターの目詰まりファンベルトの緩みや損傷さらにはサーモスタットの故障などが挙げられます。

トラクターは長時間にわたり高負荷で運転されることが多く、冷却機能が正常に働かないとすぐに温度が上昇してしまいます。

特に農繁期においては連日の使用によって冷却系統に汚れやホコリが蓄積しやすく、ラジエーターのフィンに枯れ草や虫が詰まることが冷却効率を下げる要因になります。

冷却水そのものも定期的な補充と交換が必要で長期間そのままにしておくと防錆効果が失われ、冷却系内部にサビが発生するリスクもあるのです。

日常点検とはエンジンを始動する前に冷却水の量と色を確認し、リザーバータンクの水位が適正かをチェックすることが基本です。

ファンベルトの張り具合や亀裂の有無オイルの粘度や色にも注意を払うことで、トラクターのオーバーヒートを未然に防ぐことができます。

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