冬の寒さは農機具にとって厳しい環境だと言えます。
気温の低下や湿気、さらに凍結によって機械の性能が落ちたり、劣化が進んだりすることがあるためです。
翌シーズンも同じように安心して農機具を使うためには、正しい保管方法でしっかりと冬の備えをしておくことが大切です。
まず、保管前には必ず洗浄と乾燥を行います。
泥や作物がついたままにしておくと、そこから錆びや腐食が発生してしまいます。
乾燥後に金属部分には防錆スプレーを吹きかけ、可動部には潤滑油を差しておくと安心です。
エンジンが付いた農機具の保管方法として、燃料タンクは空にせず満タンにしておくことがポイントです。
空にしないことで結露を防げるのです。
また、冷え込みの厳しい地域では、冷却水の凍結対策が欠かせません。
ラジエーター液を不凍液に交換し、バッテリーは取り外して室内で保管しましょう。
保管場所は直射日光や風雪を避けられる屋内が最適です。
こういった準備によって凍結や劣化を防ぐことができます。