使わなくなった農機具をいつ売却するかは、多くの農家にとって悩ましい問題です。
工具や乗用車とは異なり他の活用法を見出しにくいことや、高額な資産である農機具を使わないまま放置しておくとサビの発生や劣化が進み、価値が下がっていくからです。
そのため、売却のタイミングを見極めることが大切です。
売却する判断の目安としては、今後数年以内に使用する見込みがあるか否かを検討してみると良いでしょう。
栽培する作物の変更や農地委託などで使用予定がない場合は、価格が下がる前に早めに売却するべきです。
さらに、農機具の保管場所や維持コストも重要な判断材料です。
使わない機械を置いておくために倉庫を圧迫しているようであれば、思い切って手放すのも一つの選択です。
そうすることで倉庫を新たな用途に活用できます。
適切なタイミングでの売却が、今後の農業経営をより効率的にしてくれるのです。