中古農機具の需要は年々高まりを見せており新品よりも手頃な価格で入手できることから、特に中小規模の農家や新規就農者にとって欠かせない選択肢となっています。
しかし中古農機具の価格相場は、モデルの種類や年式稼働時間整備の有無などによって大きく変動するため購入前には相場をしっかり把握することが重要です。
たとえば中古トラクターは最も流通量の多い農機具のひとつで、20馬力前後のモデルであれば30万円から70万円程度が相場とされています。
30馬力を超る中型・大型トラクターになると相場は80万円〜150万円を超る場合もあり、状態やメーカーによる違いが価格に大きく影響します。
コンバインは構造が複雑で消耗部品も多いため、稼働時間の少ないものは高額で取引されがちです。
3条刈りであれば50万円前後から、5条以上になると200万円を超えることも珍しくありません。
中古の田植機は手押し式で10万円前後、自走式であれば50万円〜100万円程度が相場の中心です。
作業機械(管理機草刈機、耕うん機など)に関しては数万円〜20万円台と比較的安価に流通していることが多く複数台まとめて導入するケースも見られます。