コンバインの買取を検討する際、査定額に大きく影響を与える要素の一つが「クローラーの状態」です。
コンバインは稲や麦の収穫に欠かせない高額農機であるため中古市場でも根強い需要がありますが、特に稼働部の状態が良好であるかどうかは査定の分かれ目になります。
クローラーは地面との接地面を担うパーツでゴム製のものが主流となっていますが、摩耗や亀裂があると交換が必要となり査定額は大きく減額される可能性があるのです。
そのため買取査定前にはクローラーの残り山やひび割れの有無、スプロケットとの噛み合わせ状態などを確認しておくことが重要です。
査定時にはその他にもエンジンの始動状態、操作パネルの作動刈取・脱穀機構の整備状況などがチェックされ取扱説明書やメンテナンス記録が揃っていれば信頼性が増し高査定につながります。
近年はオンライン査定の段階でクローラー部分の写真を求められることも多く、詳細な状態を共有することで正確な仮査定が得られやすくなるのです。
コンバインの買取ではシーズン前の春〜初夏にかけて需要が高まる傾向があるため、この時期を狙って査定を依頼すると価格面で有利になることがあります。